《ページ制作者 ikko》 

撮影前の心得(大西俊之さん談)

 撮影の準備編として話をします。
まず当たり前のようなことですが、皆様におかれましては、「
気の向かないものは撮らない」ことをお勧めします。
写す対象に惚れてないと、技術はどうあれ、必ずや良いものは撮れませぬ。
これが小生のごとく仕事となりますと、無理にでも自分の意識をそのように持って行きます。
そういう訓練ができてくると、自然に対象物を好きになり、うまく仕事が運ぶというわけ。だから、そういう意味で惚れた女性は沢山おりまする。
皆様は仕事でやるわけではないので、とにかく気に入ったやきものとか、失敗してても好きな自分の作品を撮れば良いわけです。

 そうなると次には、被写体を良く見て下さい。
どんな形どんな色か、どの方向から見るといいのか、こっちから光が当たるとどんな影ができるか、などです。
これができてないと、やきものに限らず、こんなはずじゃなかったということになることが多いです。
陶芸作品のどんなとこを表現したいのか、目で見てそれを決めることです。
惚れたものを良く見る、カメラの機能や撮影技術の前に、このことを頭のスミにおいといて下さい。

 デジカメを使ってみて、新たに判明したこともありましたから、以前書いたことと重複する箇所もあるかも知れませんが、デジカメの機能を解説致します。 機種によって、名称とか、多少の違いはあるかと思いますが、参考にして下さい。
0、まずは撮影モードを「
M-REC」に、つまりフルオートじゃない方にします。
1、フォーカスモード=(ピント合わせ)はマニュアルとオートがありますが、
オートでいいです。一眼レフカメラのように目で見て合わせられればそれがいいのですが、オートフォーカスでもいいでしょう。
2、
ストロボ=オフにして下さい。
3、露出補正=少しづつ画像をわざと明るくや暗くする機能です。
ただ、それがどう云うものかについては既に教材ページに出ているのでそれを参考にして下さい。
多少明るめとか暗めがいいと思えば使用。
教材ページにあるように、作品やバックの色で様々なので、ケースバイケースです。
きれば
±に小刻みに変えたものをはじめから何枚か写しておくとベストです。
4、ホワイトバランス=画像を光源の色に合わせる機能。
太陽光またはそれに類した光源(ライト)の使用を前提に「太陽光」が良いようです。蛍光灯や電球の光が混ざっていれば「オート」です
。ただし、光源については後に述べますが、太陽光を使いたいのです。
だから「
太陽光」に。
5、階調補正=これは3の「露出補正」とは異なります。画像のコントラストを調整する機能です。やきものの撮影には、これを
+(強)にすることをお勧めします。
6、感度変更=
標準で。感度を高くすると画質が悪くなります。フィルムと同じことです。
7、画質モード=高くすると画質はいいが撮影枚数が減り、低ければその逆です。
こだわるなら最高画質(Hi)で一枚づつ、通常はそのひとつ下の「
FINE」を使用。それ以上の低画質はやめて下さい。

機能面は上記の設定にして下さい。次は写す前に用意するものです。



撮影前に準備すること

1、
三脚
手持ちでやるとブレます。
分からぬ位のほんの少しのブレでも、画質が鮮明でなくなったりという影響がでますので、特にやきものや小物類の撮影には必須です。
2、敷物。背景に使うものは、
グレーあたりが無難でしょう。
色の濃さは、作品の色合いがバックに沈みこまぬよう、適度のコントラストを示すものがいいでしょう。
無地の物にして下さい。
素材は布でも紙でもいいです。
適当な敷物を使えない時は、それらしい(モノトーンで出来るだけ無地の)壁か台かで代用。
3、光源。
これが一番問題でしょう。
太陽光タイプの撮影用ライトを用意できれば一番いいですが、そこまで凝らなくても、出来たら晴れた日、
窓の近くに作品を設置するといいでしょう。
直射日光は影が強く出過ぎるので良くありません。
窓からの光りと同時に
蛍光灯などつけない方がいいです。
室内の灯りは消して下さい。
4、写したい作品。当然だとお笑いのことでしょう。
が、たくさんのものを写す場合、手近な場所にモデル達を並ばせておきましょう。そうしないと、けっこう手間取りますよ。


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