立山道中記

階段を下りるとバスターミナル。
便利なホテル。
そこから立山トロリーバスに乗る。
駅員さんが
また違う季節にお越しくださいと
笑顔で言ってくださる。
紅葉の季節もいいだろうな。
雪の壁が十何メートルも
二十何メートルもあるのも見たい気がする。
寒いだろうけど。

あの壮大な立山の頂上の真下を
トロリーバスで抜ける。
向こう側は大観峰。
ここからはケーブルカー。
黒部湖を見下ろしながら下っていく。
一番前で
ガラスに張り付くように下を見る。
あれ?
そう言えば私
以前は高所恐怖症だった。
すっかり治ってる。

大阪へ引っ越していったとき
4階だというのが怖くて怖くて。
ベランダに洗濯物を干しに出るのがとっても苦痛で
自分がまっすぐに立ってるのかどうかも分からない
そんな日々が半年も続いた。
半年過ぎると
いつの間にか怖くはなくなっていたが。

地面からずいぶん高い所で
しかもぶら下がってるのに
わざわざ一番前でガラスに張り付いて下を見る。
回りを見ればきれいな山々。
すぐそこに黒部湖。
真下には・・・。
何か動物はいないかな?
きれいな花が咲いていないかな?

アッという間に黒部平。
そこからはまたケーブルカー。
今度はトンネルの中ばかりで
外が見られない。
ちょっと不満。
でもこれもアッという間に黒部湖へ到着。
乗り換えのための待ち時間ばかりが長い。

いただいた旅のしおりを見ると
2日目は8種類もの乗り物に乗ることになっている。
これでやっと3つこなした。

駅を出るとそこがもう黒部ダム。
何とも大きい!
これを人が作ったなんて。
石原裕次郎の「黒部の太陽」を思い出す。
最近では「ホワイトアウト」?

放水を覗いてみようと身を乗り出す。
ここからじゃダメ。
もう少し先まで行ってから。
まだもう少し先。
と言いながら歩いていくと
長いダムも結構早く真ん中まで来てしまった。

虹が2つも!
全体があまりにも大きいので
放水の水の量がぴんとこない。
展望台から見たらもっときれいなんだろうなぁ。
でもあんまり時間がないし
長い階段みたいだし。

私たちは無理をしないことにした。
トロリーバスの駅まで
トンネルの中の階段を上っていった。
これも結構きつい。
やっとの思いで駅にたどり着くと
展望台に行った人たちと合流。
え?展望台からも駅に行けたの?
そんなことなら
なんにもないトンネルの中を上ってくるより
展望台への階段を上れば良かった。

そこから扇沢までまたトロリーバス。
そこで昼食をいただいて今度は路線バス。
大町の駅へ。
ちょっと疲れてきたのか
回りの景色を見ないで居眠り。

信濃大町からは普通列車で松本まで。
この普通列車がおもしろかった。
もちろん自由席なので
旦那と私は前の車両へ。
添乗員さんは大変。
乗り物を換える度に人数確認。
あれ?足りないの?
何度も何度も
前の車両と後ろの車両を行ったり来たり。
私たちは心配そうに添乗員さんを見る。
「おかしいなぁ
改札口出た時は合ってたのに」

4〜5回数え直してから
私たちのところへ来られて
「一人車掌席にいました。」って。
誰?突然車掌さんになった人は。

動き出した車窓から
アルプスの山々。
やっぱりきれい!
向かい側の席の女性に
あの山はなんという山ですか?
と尋ねてみる。
「ああ、あれは白馬でしょう。」
「きれいな山ですね。」
「私はね、九州から嫁に来たんです。
凄い雪に驚きました。」
九州から信州へ。
そりゃ凄い違いでしょうね。

その女性としばらくおしゃべりをしてると
どこかの駅から乗り込んだ運転士さん達が
突然大きな声で。
どうも、操作することを一つ一つ
口に出しているらしい。
前の車両のお客さんは
びっくりして一斉に運転席を見る。

運転席に一人座り
あとに二人が横に立って見ているようだ。
それにしても大きな声。
ポイントがどうとか言ってる。
松本まで飽きずにすんだが
景色を見るのを忘れてしまった。

もうすぐ松本。
添乗員さんがそれを知らせに。
「この車両おもしろかったんですよ。」
「何があったんです?」
その時又大きな声。
「ほらあれですよ。」
「運転士の試験かなぁ。」
と言いながら下車。

ホームを歩き出した私たちの後ろから
「○○○○!」と
さっきまで以上に大きな声で名前を言い
「運転士試験終了しました。
ありがとうございました!」
またまた一斉にみんな振り向く。
よく頑張りました!
と心の中でつぶやいた。

松本からは特急で京都まで。
四時間くらい。
当然、ほとんどの人が静かになる。
京都からまた乗り換えで特急へ。
これで8種類。

帰りは長く感じた旅も
終わるとなると名残惜しい。
でももう、お尻や腰が痛くなるほど
座ってばかりいた。
「ありがとうございました。」と
添乗員さんが挨拶に来られる。
「こんないい旅行ならまた参加したいです。」
と言うと旦那が
「そんなこと言うと
すぐに話が来るぞ。」と。
添乗員さんは「ぜひまた。」と。
やっぱり。(^-^)

今度は北海道へ行きたいな。
飛行機はちょっと・・・なので
トワイライトエキスプレスかな?
寝台車で寝られなかったら困るな。
船も長くてイヤになりそうだしな。
もう次の
しかも決まってもいないことを心配する。

そんなこんなで
立山への旅行は終了。
無事帰ってきました。
ホントに楽しかった。
立山は良かった。
感動した。
また行きたい!

連れていってくれた旦那に
まず感謝!
お世話になった多くの方たちに感謝。
添乗員さんにも感謝!
この道中記を読んで下さった方々にも
心を込めて
本当にありがとうございました。




メール

トップ